寓話
教訓や風刺を込めた短い物語。擬人化された動物が登場することが多く、読者に道徳的な教えを説くのが特徴。
思想・哲学書
人生の真理、政治のあり方、道徳、宇宙の法則などについて説いた書物。物語性よりも「教え」や「対話」が中心で、後世の倫理観や文化に多大な影響を与えた。
三大哲学書
次の3冊は「三大哲学書」と呼ばれる、非常に重要な古典。
インドの思想・哲学書
中国の思想・哲学書
日本の思想・哲学書
童話
子供に聞かせるための物語や、民族の間で語り継がれてきたお話。魔法や不思議な現象が日常的に起こる。
詩歌
感情や風景を、独特のリズムや定型(五七五など)に乗せて表現したもの。短い言葉に深い余情を込める。
随筆
筆者が体験したことや、その時々の思索、見聞を自由な形式で書き記した文章。「筆の向くまま」に書かれるのが特徴。
日記・紀行
日々の出来事や、旅先での見聞を記録したもの。随筆に近いが、時系列に沿って書かれるのが特徴。
| 『告白』──アウグスティヌスが語る「心の再生」 |
| 『おくのほそ道』――芭蕉の旅路に見える人生の哲学 |
| 『断腸亭日乗』――偏屈の奥にある“老いの自由”を読む |
| 『イタリア紀行』──異文化との出会いが人生観を変える瞬間 |
| 『イスタンブール』──都市の記憶と個人の自我同一性が交差する旅 |
| 『アミエルの日記』――内省のために孤独の時間を使う |
| 『結婚』──地中海の風土と光が思想を形づくる文化の旅 |
小説
架空の人物や出来事を、筋道立てて描写した散文作品。古典においては「物語」という呼称が一般的。
戯曲
舞台で上演することを前提に書かれた、台詞【せりふ】とト書きで構成される文学。登場人物の対話によって物語が進行する。
軍記物語
実際に起きた戦争や武士の活躍を、英雄譚としてドラマチックに描いたもの。歴史書よりも物語性が強く、琵琶法師などによって語り継がれた。
| イリアス──怒りや誇り、喪失・赦しといった人間の本質を問う叙事詩 |
| オデュッセイア──知恵・忍耐・帰還の“人生の旅” |
| 『平家物語』──中山義秀訳で味わう“無常と情感”の物語 |
| 『三国志演義』──立間祥介訳で味わう“義と智”の三国志 |
| 『太平記』──栄枯盛衰の物語に学ぶ人生後半の智慧 |
歴史書
過去の出来事や人物の事績を、事実に基づいて(あるいは当時の正統性や編纂者の意図を持って)記録した書物。古典においては物語的な潤色が加わることも多いが、基本的には政治や社会の変遷を記している。
| 『日本書紀』:古事記と読み比べてわかる国家の物語 |
| 『史記』(司馬遷)歴史書の形を借りた“人間哲学書” |
説話
民間に伝わる不思議な話や、仏教の教えを広めるための教訓話。「今昔(いまはむかし)…」で始まる形式が多く、当時の庶民の生活や信仰が見える。民話(民間説話)は、民衆の間で口頭伝承されてきた話の略称。戦後に「民主的な新しい文化」として広まった比較的新しい呼称。
神話
世界の起源、神々の物語、あるいは民族の英雄の事績を語る聖なる物語。その文化圏の信仰や価値観の根源となる。